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高血圧・生活習慣病

お菓子の塩分は1袋でどれくらい?せんべい・スナックの選び方

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この記事は食品の栄養素に関する一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。記事中の内容は特定の症状・疾患の診断・治療・予防を保証するものではなく、効果には個人差があります。体の不調・疾患の診断・薬や栄養補助食品の使用については、必ず医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。

塩味のお菓子は「塩分が多そう」と避けられがちですが、1袋・1枚で実際にどれだけ摂るかを数字で見ると印象が変わります。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年では、ポテトチップスの食塩相当量は100gあたり1.0gで、1袋(60g)なら0.6g。しょうゆせんべいは100gあたり1.3gで、1枚(約15g)なら0.2gです。食塩の1日の目標量は成人男性7.5g未満・女性6.5g未満なので、どちらも1割に届きません。一方で、あられやプレッツェルは100gあたり1.7〜1.9gと濃く、カレーパンや肉まんは1個で1.2gに達します。この記事では、お菓子の塩分を100gあたりではなく「1回に食べる量」に換算して比べ、減塩中でも選びやすいお菓子と、塩分より先に気を付けたい脂質・カロリーの見方を整理します。

含有量の全順位は 食塩相当量が多い食品 TOP100 で確認できます。

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せんべい・スナックは1袋・1枚で塩分どれくらい?

100gあたりの食塩相当量が菓子類で最も多いのは、ソーダクラッカーとプレッツェルの1.9gです。続いて小麦粉あられ1.8g、米菓のあられ1.7g、しょうゆせんべい1.3g、揚げせんべいとコーンスナックが1.2g、ポテトチップス1.0g。薄く塩を振っただけに見えるクラッカーが、味の濃いポテトチップスの約2倍という意外な並びになります。

ただし1回に食べる量はお菓子ごとに違います。コーンスナック1袋(60g)は0.7g、ポテトチップス1袋(60g)とプレッツェル30gは0.6g、あられ小袋(30g)は0.5g、しょうゆせんべい2枚(30g)とソーダクラッカー6枚(約20g)は0.4g。濃いお菓子ほど1回量が少ないため、1回分に直すと0.4〜0.7gの狭い範囲に収まります。

比較として、みそ汁1杯に使う米みそ大さじ1(18g)の食塩相当量は約2.2gです。塩味のお菓子1袋は、その4分の1前後にあたります。なお米菓・あられの値は成分表で推計値として示されているもので、商品によって味付けの濃さは変わります。袋の栄養成分表示もあわせて確認してください。

塩味のお菓子の食塩相当量(100gあたりと1回量あたり、日本食品標準成分表八訂より)

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甘いお菓子や菓子パンにも塩分はある?

甘いお菓子の塩分はごくわずかです。ミルクチョコレートは板1枚(50g)で0.1g、ショートケーキ1切れ(100g)で0.2g、どら焼き1個(80g)で0.3g。かりんとうや練りようかんは100gあたり0gです。甘いものを選んでいる限り、お菓子から入る塩分はほぼ気にしなくて済みます。

気を付けたいのは、成分表で菓子類に分類される惣菜系のパンと中華まんです。カレーパンと肉まんはどちらも100gあたり1.2gで、1個が約100gなので1個でそのまま1.2g。ポテトチップス2袋分に相当します。甘い側でもメロンパン1個(100g)は0.5g、イーストドーナッツ(プレーン)は100gあたり0.8gと、生地に食塩を使うパン・ドーナツ類はせんべい2枚より多くなります。

菓子類の外にあるおつまみまで広げると、差はさらに開きます。さきいかは100gあたり6.9gで、20gつまむだけで1.4g。ビーフジャーキーは4.8gで20gなら約1.0g、プロセスチーズは2.8gで1個(18g)0.5g、ポップコーンは1.4gで1袋(50g)0.7gです。間食の塩分を減らしたいなら、スナック菓子よりも珍味・乾き物の量を先に決めるほうが効きます。

塩分より先に見たい脂質とカロリー

ポテトチップス1袋(60g)の食塩相当量は0.6gですが、エネルギーは325kcal、脂質は21.1gあります。コーンスナック1袋(60g)は310kcal・脂質16.3g、揚げせんべい2枚(30g)は137kcal・脂質5.2g。対して焼いて作るしょうゆせんべいは2枚で110kcal・脂質0.3g、あられ30gは113kcal・脂質0.3gです。

つまり塩分は1回量でそろうのに、脂質は揚げているかどうかで十数倍から70倍違います。高血圧の食事では減塩と並んで体重管理が柱になるため、同じ塩味のお菓子なら「揚げ」より「焼き」を選ぶほうが、塩分0.1〜0.2gの差を気にするより効果があります。

もう一点、ポテトチップスはじゃがいも由来のカリウムが100gあたり1,200mgと多く、1袋で720mgになります。健康な人にとってはナトリウムの排出を助ける側の成分ですが、腎臓病でカリウムを制限している場合は見落としやすい量です。制限のある人は成形ポテトチップス(900mg)も含めて量を主治医・管理栄養士に確認してください。

減塩中のお菓子はどう選ぶ?

食塩の目標量は成人男性7.5g未満・女性6.5g未満、高血圧の人は1日6g未満が目安です。3食で使い切ってしまいやすいので、間食は0.5g以内に収めると全体を組み立てやすくなります。せんべいなら2枚、あられなら小袋1つ、ポテトチップスなら1袋弱がこの量にあたります。

大袋は袋から直接食べずに皿へ出すと量が決まります。あられやプレッツェルのように100gあたりの濃度が高いお菓子は、食べる量が倍になると塩分も1gを超えるため、小分け包装のものを選ぶのが確実です。栄養成分表示の食塩相当量は「1袋あたり」「1枚あたり」「100gあたり」のどれなのかを見てから比べてください。

塩分を足したくない日は、チョコレート・ようかん・かりんとうなど甘いお菓子か、バターピーナッツ(30gで0.1g)のようなナッツ類が選びやすい選択肢です。ただしバターピーナッツ30gは183kcalあるので、こちらも量を決めて食べるのが前提になります。

まとめ

お菓子の塩分は、1袋・1枚に直すとせんべいもスナックも0.4〜0.7gに収まり、1個で1.2gのカレーパンや肉まん、20gで1.4gのさきいかのほうが多くなります。塩味のお菓子は量を決め、揚げより焼きを選ぶ。この2点で減塩中の間食は組み立てられます。

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よくある質問(FAQ)

Q. ポテトチップス1袋の塩分はどれくらいですか?
日本食品標準成分表ではポテトチップスの食塩相当量は100gあたり1.0gで、1袋(60g)なら約0.6gです。成人男性の1日の目標量7.5g未満の8%ほどで、みそ大さじ1(約2.2g)の4分の1前後にあたります。ただし1袋で325kcal・脂質21.1gあるため、塩分よりもカロリーと脂質のほうが食べすぎの影響が大きいお菓子です。
Q. 減塩中、せんべいは何枚まで食べてよいですか?
しょうゆせんべいは100gあたり食塩相当量1.3gで、1枚(約15g)なら0.2gです。間食を0.5g以内に収めるなら2枚(0.4g・110kcal)が目安になります。あられは100gあたり1.7gと約1.3倍濃いので、小袋1つ(30g・0.5g)までにしてください。商品によって味付けが違うため、袋の食塩相当量の表示も確認すると確実です。
Q. 塩分が少ないお菓子はどれですか?
甘いお菓子は総じて少なく、かりんとう・練りようかんは100gあたり0g、ミルクチョコレートは板1枚(50g)で0.1g、ショートケーキ1切れ(100g)で0.2g、どら焼き1個(80g)で0.3gです。逆に菓子類で多いのはカレーパン・肉まん(1個約1.2g)で、甘いパンでもメロンパン1個は0.5gあります。

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※ 栄養素データは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年」に基づきます。医療・栄養指導など専門的な用途には、必ず管理栄養士・医師にご確認ください。

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