かさを増やして満腹にする食べ方|低カロリー食材の使い分け
この記事は食品の栄養素に関する一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。記事中の内容は特定の症状・疾患の診断・治療・予防を保証するものではなく、効果には個人差があります。体の不調・疾患の診断・薬や栄養補助食品の使用については、必ず医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。
「低カロリーの食品を食べればやせる」というのは半分正解、半分誤解です。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年で確認すると、しらたきは100gあたり7kcal、きゅうりは13kcal、絹ごし豆腐でも56kcalと、身近な食品の中にも低カロリーな選択肢が数多くあります。ただし大切なのはカロリーの低さだけでなく、たんぱく質や食物繊維とのバランスです。同じ低カロリーでも満腹感が続く食品と、すぐお腹が空いてしまう食品があり、選び方次第でダイエットの続けやすさが変わります。この記事では、コンビニでも手に入る低カロリー食品ランキングと1食あたりのカロリー換算、1日にどれくらいカロリーを減らせばよいか、太らないための食べ方のコツを実測データとともに解説します。
含有量の全順位は カロリーが低い食品 TOP100 で確認できます。
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100gあたりで比べる低カロリー食材
「エネルギー密度」とは100gあたりのカロリーのことです。水分や食物繊維が多い食品はエネルギー密度が低く、同じ重さでもカロリーが低くなります。逆に油脂や砂糖が多い食品はエネルギー密度が高くなります。
こんにゃく製品・きのこ・葉物野菜・海藻は、成分表で見てもエネルギー密度が低い代表格です。かさ増しに使えば、食べる量を減らさずに総カロリーを抑えられます。
以下は日本食品標準成分表(八訂)で確認した、可食部100gあたりのカロリーが特に低い食品です。数値と合わせて一食あたりの目安量も紹介します。
可食部100gあたりのカロリーが特に低い食品(日本食品標準成分表八訂より)
- ✓ところてん— 2kcal・たんぱく質0.2g。小鉢1人前(100g)でもほぼ0kcalで、海藻由来の食物繊維が摂れる
- ✓しらたき— 7kcal・食物繊維2.9g。1袋(200g)でも14kcal。鍋やすき焼きのかさ増しに定番
- ✓きゅうり(生)— 13kcal・水分約95%。1本(100g)で13kcalとほぼカロリーゼロ感覚で食べられる
- ✓りょくとうもやし(生)— 15kcal・たんぱく質1.8g。1袋(200g)で30kcal。炒め物のかさ増しに向く
- ✓わかめ(湯通し塩蔵・塩抜き)— 16kcal・たんぱく質1.5g。味噌汁1杯分(10g)ならわずか1.6kcal
- ✓えのきたけ(生)— 34kcal・たんぱく質2.7g。1パック(100g)でも34kcalで食物繊維も豊富
- ✓絹ごし豆腐— 56kcal・たんぱく質5.3g。1丁(300g)で168kcal、主菜にもなる満足感
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コンビニで買える低カロリー食品は?
コンビニのおでんは低カロリー食材の宝庫です。だいこん(皮つき・生で100gあたり15kcal)やこんにゃく類は総じてカロリーが低く、たんぱく質を補いたいときはさつま揚げ(100gあたり116kcal・たんぱく質11.3g)を1〜2個組み合わせると満足感が出ます。
デザート・間食枠では、無脂肪無糖のヨーグルト(100gあたり37kcal・たんぱく質4.0g)がおすすめです。カップ1個(100g)でも37kcalに収まり、間食としてたんぱく質も補給できます。
選ぶときは「低カロリー」の表示だけでなく、栄養成分表示のたんぱく質量も確認しましょう。低カロリーでもたんぱく質が少ないものばかりだと、後の食事で反動的に食べ過ぎることがあります。
満腹感をキープするたんぱく質・食物繊維食品
低カロリー食品を選ぶときは、たんぱく質や食物繊維を同時に摂れるものを優先すると満腹感が長続きします。カロリーだけを基準に選ぶと、量を食べても空腹感が収まらず、結果的に間食が増えてしまうことがあります。
特に鶏むね肉やブロッコリーのように、低カロリーでもたんぱく質・食物繊維がしっかり摂れる食品を主菜・副菜に組み込むと、無理なく満腹感を得やすくなります。
低カロリーながらたんぱく質や食物繊維を補える食品(可食部100gあたり)
- ✓鶏むね肉(皮なし・生)— 105kcal・たんぱく質23.3g。皮を除き茹でる・蒸すと低脂質のまま。1枚(200g)で210kcal
- ✓ブロッコリー(花序・ゆで)— 30kcal・たんぱく質3.9g・食物繊維4.3g。小房5〜6個(100g)でビタミンCも豊富
- ✓オクラ(ゆで)— 25kcal・たんぱく質2.1g。1本約8gなので10本(80g)で20kcal程度
- ✓ヨーグルト(無脂肪無糖)— 37kcal・たんぱく質4.0g。カップ1個(100g)で37kcal、間食にも向く
低カロリー食品でも太る落とし穴に注意
「低カロリー食品だから無制限に食べてよい」という考え方には注意が必要です。低カロリーでも大量に食べれば総カロリーは増えます。またゼロカロリー飲料に使われる人工甘味料は甘味への依存を強める可能性が指摘されており、長期的な効果については研究が続いています。
ダイエット中に特に注意すべきは「健康的に見えるが高カロリーな食品」です。ドレッシング・ナッツ・アボカド・チーズは栄養価が高い一方でカロリーも高め。「体によいものだから」と量を制限しないと、想定以上のカロリーになることがあります。
最も続けやすいダイエットは「厳しい制限」より「食品の種類を変える」アプローチです。たんぱく質・食物繊維が豊富な低カロリー食品に置き換えることで、カロリーを強く意識しなくても摂取量を自然に抑えやすくなります。
まとめ
低カロリー食品を選ぶポイントは、カロリーの数字だけでなくたんぱく質・食物繊維とのバランスです。日本食品標準成分表で100gあたりの数値を確かめながら、コンビニも活用して無理なく続けられる食べ方を見つけてください。
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よくある質問(FAQ)
- Q. 1日何kcal減らせば痩せますか?
- 1日500kcalのカロリー不足(消費カロリー-摂取カロリー)を作ると、理論上1週間で約0.5kgの体重減少が見込めます。基礎代謝と活動量からTDEE(1日の総消費カロリー)を算出し、そこから500kcal程度引いた値を目標にするのが目安です。女性で1日1,000kcal未満などの極端な制限は筋肉量減少や栄養不足を招くため避けましょう。
- Q. コンビニのおでんは低カロリーですか?
- だいこん(100gあたり15kcal)やこんにゃく類(しらたきで100gあたり7kcal)は非常に低カロリーです。ゆで卵1個(可食部約50g)を約67kcalとして組み合わせても、大根1切れ・しらたき1玉・卵1個の3品で100kcal未満に収まります。さつま揚げなど練り製品はたんぱく質補給になりますが塩分も含むため、食べ過ぎには注意しましょう。
- Q. 低カロリー食品を食べているのに痩せないのはなぜですか?
- 低カロリー食品でも量を食べ過ぎれば総カロリーは増えます。またナッツ・アボカド・ドレッシングなど「体によい」印象の食品は栄養価が高い分カロリーも高めで、量を意識しないと想定以上に摂取していることがあります。低カロリー食品はたんぱく質・食物繊維とセットで適量を心がけることが大切です。
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※ 栄養素データは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年」に基づきます。医療・栄養指導など専門的な用途には、必ず管理栄養士・医師にご確認ください。
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