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日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
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ナイアシンが多い食品
ナイアシンが多い食品について
1日の推奨量:成人男性 15mgNE / 成人女性 11〜12mgNE(食事摂取基準2020年版)
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ナイアシンはNAD・NADPの前駆体として、エネルギー代謝・DNA修復・抗酸化反応に関与します。不足するとペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症)になります。
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肉類(鶏むね・ツナ缶)・魚類(マグロ・カツオ)・豆類・全粒穀物に多く含まれます。トリプトファン(アミノ酸)からも体内で合成されます(60mgトリプトファン→1mgNE)。
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コーン主食の地域で歴史的にペラグラが多発した背景があります。コーンのナイアシンは人体に利用しにくい形で存在するためです(アルカリ処理で利用可能になります)。
よくある質問(FAQ)
Q.
ナイアシンはニコチンと関係がありますか?
A.
ナイアシンの化学名はニコチン酸(nicotinic acid)といい、タバコのニコチンと構造が似ていますが全く別の物質で毒性はありません。歴史的にタバコ葉の酸化でニコチンからニコチン酸が発見されたことが名前の由来ですが、消費者の混同を避けるため「ナイアシン」という名称が使われるようになりました。
Q.
ペラグラとはどのような疾患ですか?
A.
ペラグラはナイアシン(ビタミンB3)欠乏症で、「3D」と呼ばれる三つの症状が特徴です:皮膚炎(Dermatitis)・下痢(Diarrhea)・認知症/精神症状(Dementia)。17〜18世紀のヨーロッパ・アメリカではとうもろこし中心の食事(ナイアシン利用不可)でペラグラが多発しました。現代では適切な栄養摂取で予防できますが、アルコール多飲者・偏食の方で発症するケースがあります。
Q.
ナイアシンで赤くなる「フラッシュ反応」とは何ですか?
A.
ニコチン酸(ナイアシン)を大量摂取すると、皮膚の血管拡張による赤み・かゆみ・熱感が生じます(ナイアシンフラッシュ)。これはプロスタグランジンの産生増加によるもので、通常30分〜1時間で消えます。高LDLコレステロール治療に用いる薬用量(1,000〜3,000mg/日)で特に起こりやすいです。食品から摂る量ではほとんど起こりません。ナイアシンアミド(ニコチンアミド)という形態ではフラッシュは起こりません。